理事長基本方針

<はじめに>
新型コロナウイルスの脅威が全世界を混乱させてから三年が経過しました。
今ではその影響も少しずつ和らぎ、コロナ前の活気を徐々に取り戻し始めたように思います。
その一方で、平和、経済等の社会不安に伴う時代のドラステックな変化は、
国内外を問わずこれまでの社会システムや我々の生活に大きな影響を与え、
私たち一人ひとりの価値観や生活様式に新たな変化をもたらそうとしています。
我々はそのような大きな変革の中にあっても「明るい豊かな社会の実現」という夢に向かって挑戦を続けて参ります。

<仲間を大切に>
現在、小山青年会議所には、私を含め19名の仲間がいます。しかし、前提として人である以上、
皆が同じ考え、視点、嗜好、経験をしたとは限りません。ただ、この小山青年会議所においては、
「明るい豊かな社会の実現」を目指し、支え合い、協力し合う仲間であるという事実があります。
互いの違いを認識し、意見が異なる場合には、一方的に言い放つことなく、議論をしましょう。
常に互いに成長の機会を提供し合い、勇気ある一歩を踏み出した仲間を温かく迎え、
共に学び歩むことは、JCという組織であるからこそできることだと思います。
我々は、互いに相手の立場に立ち「おもいやり」をもって友情という一生の絆を育み、
その強い団結力で運動を展開して参ります。
勿論、真剣に運動に取り組む中では、時に厳しさも必要だとは思いますが、
元来、小山青年会議所が持つ仲間意識をしっかりと醸成し“やっちゃ負けねぇ団結力”をより強固なものにしていきましょう。

<当たり前を磨く>
青年会議所においては、理事長をはじめすべての役職、また各々の立場が必ず1年で完結致します。
メンバーは、年々様々な役職を経験する中でより多くの立場に立ち、
多面的な視点を持つことで個の豊かな人格形成と必要なスキルを育むことができます。
そのためには、各々が役職や立場ごとに求められる役割を認識し、
その責任を全うするために常に謙虚な姿勢で自分を見つめ直し、日々自己研鑽を積み重ねる必要があります。
ただ、役割と責任を細部に亘り認識し、行動することは現実には難しく、近道はありません。
着実に一つひとつ考え、突き詰め、必要な努力を繰り返し積み重ねるほかありません。
今を輝く野球の大谷翔平選手やボクシングの井上尚弥選手も華やかな活躍に比例する形で、
基礎的な当たり前の練習を徹底して繰り返すという地道な努力があるといいます。
JC活動の中では、多くの当たり前という型に触れる機会があります。
自分が未だ見ぬ当たり前を一つでも多く発見し、磨き抜き、型を破ることで新たな自分と組織を創り上げていきましょう。

<会員拡大について>
小山青年会議所は 1969 年の設立以来、54 年の時を経て 250 名以上の卒業生を輩出し、
これまでその熱い想いと確かな学びを引継ぎ、育んで参りました。
しかし、近年の小山青年会議所における会員減少は、連綿と受け継がれるその想いの脅威となっております。
少子高齢化や核家族化、地域の在り方の変化や通信網の発達など会員が減少している理由を上げれば限がありません。
しかし、できる理由はどうでしょうか。
私にとってJCは、「明るく豊かな社会の実現」をするための事業を通して、仲間と共に考え抜き、
時にぶつかり、時に仲間から叱咤激励され、支え、支えられる中で成長し、
自分自身が力強く生き抜く糧を学ぶ場であるように感じます。
これはいかなる理由があっても変わることのない青年会議所の価値だと思います。
この自分が与えられた価値を一人でも多くの人に提供できるように、自らのコミュニティ内は勿論、
展開する各事業の中で積極的に候補者を巻き込み、新しい仲間を一人でも多く迎えていきたいと考えております。

<全力の運動を>
運動というと少し構えてしまいますが、端的に申しあげますと、委員長を筆頭に事業に真摯に向き合い、
情熱を注ぎ、メンバー全員の力を合わせ、全力で事業を展開していきたいということです。
そして、青年会議所において運動は、重要な意味を持つものだと考えております。
それは、社会奉仕を前提とした運動を通して、成功、失敗の如何にかかわらず、
これまでの自己研鑽の中で積み上げた力をぶつけ、リアルな世界で学び、運動における苦楽を共にすることで、
本質的な友情が芽生えると感じるからです。昨年亡くなられた戦後の名経営者、稲盛和夫氏の言葉に
『ものには他からエネルギーを受けて燃える可燃性のもの、それでも燃えない不燃性のもの、自分自身で燃える自燃性のものがある。
何かをなさんとする人は、自ら燃え上がる自燃性でなければならない。』というものがあります。
稲盛氏の言葉にもあるように、私自身、自らを見つめ直し、自らの火を燃やし、
今後何かをなさんとする礎を創れるよう努力致します。我々は、未だ発展途上ではございますが、
志を高く持ち、社会が、仲間が、そして自分自身が一歩でも前に進める全力の運動をメンバー一同展開して参ります。

<結びに>
我々小山青年会議所は、成功に伴う正解や賞賛を求めるのではなく、チャレンジを歓迎し、
失敗を恐れず、未だ至らぬ部分を自身の学びと友情で補う、
そんなかけがえのない JC という組織であり続けるために、決して驕ることなく、
目的について考え抜き、あきらめない強い気持ちをもって尽力致します。
私は、一歩でも 1mm でもという日々の積み重ねや努力が自分を創ると信じています。
今日がだめでも明日があります。平等に与えられたチャンスに勇気を持って手を伸ばし、
変化に対して前を向き、失敗を恐れずチャレンジを繰り返すことで共に成長をしていきましょう。
一年間どうぞ宜しくお願い申し上げます。

第54代理事長 稲葉健太

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