理事長基本方針

『人と人の繋がりを大切に』

 10 年でひと時代と言われた世の中から、5 年もしくは 3 年でひと時代と言われる世の中に変わりつつ ある昨今、われわれ青年会議所の在り方も常にアップデートが求められています。明るい豊かな社会の在 り方も、金銭的な豊かさだけでなく、環境側面や個人の尊重、その持続可能性にも言及され、社会が追い 求める「あるべき姿」も複雑化しています。
 しかしながら、そんな様々な思想が渦巻く現代において、唯一忘れてはいけないものがあると強く思い ます。それは「人と人の繋がり」です。
 仕事や生活のかたわら、お金と時間を費やし「修練」「奉仕」「友情」を体現する青年会議所は、誰かの 協力無くしては果たせないことばかりが存在していて、それを経て伝わる魅力に満ち溢れています。利害 関係を越えて、信頼によって人との繋がりを深めていくこの団体には、真に誰かを信じる力があります。
 人はひとりでは生きることはできず、ひとりでは「明るい豊かな社会」を実現できません。様々な価値 観が叫ばれる今でも、これは過去から今、今から未来に向けてもずっと変わらない大切なことです。
 わたしたち小山青年会議所が、地域に根差して 55 年受け継いできた想いを、また一年かけて形にして いきましょう。

修練:『事業構築で学ぶ』
 青年会議所の活動で学べることを、意識してみましょう。
 事業を構築するために作る議案書では、今の社会が抱える課題や未来に向けてアプローチするべき点 を「背景」で特定し、その上で事業を通して達成したいことを「目的」で明確にします。この過程を通し て、全ての物事に理由を持たせるという事を学びます。
 全ての物事に理由を持たせることは、誰かに想いを伝える原動力になります。この事業をやってみたい から、楽しそうだから、というワクワクする思いをうまく伝えることができなければ、誰かに協力しても らうことはできません。物理的に手を貸してもらうことができてもそれは一時的なもので、心を共有する ことができなければ事業は意味を持ちません。
 委員会において、このことをもっと議論してみましょう。なぜ我々はこの事業をやりたいのか。何のた めにやるのか。どうしたら達成されるのか。面白くなるのか。この一連の議論を経て、自分の想いが誰か に伝わる経験が待っています。
 一方的に自分の気持ちを伝えるのではなく、想いが伝わることで、人と人の繋がりが強固になると考え ます。委員会の先には、三役会、理事会という、自分の想いがさらに伝わる機会があります。
 想いが伝わる言葉を交わすことができる。青年としての成長を果たしましょう。

奉仕:『事業に参加しよう』

 事業というキッカケを通して、青年会議所活動だけでなく、運動に参加しましょう。
 青年会議所には「活動」と「運動」があると言われています。青年会議所活動とは、委員会や事業に参 加する個人目線のことです。一方で青年会議所運動とは、事業によって特定の問題を解決したり、地域の 認識を変えたりする、団体で行うことを指します。
 全ての会員の青年会議所活動は、メンバーの誰かに声をかけられて委員会に出席してみる、事業で役割 をもつ、ということから始まります。これだけでもありがたく、会員の協力無くして青年会議所は成り立 ちません。メンバーと信頼を築いていくために最も必要なことであると言えます。
 事業を成功させるためには、チラシやポスターを使って参加者を募ること、事業の効果を高めるために 他の団体と繋がること、事業の結果を振り返って次にどうつなげるか考えることにも取り組まなければ なりません。そのためには、団体としての目的や想いを会員全員で共有して推進することが求められます。 これが青年会議所運動であると考えます。
 運動は自発的に動くことでしか達成できません。そして奉仕=ボランティアの心は、誰かに言われたこ とではなく、自分から動いたことでしか成長することができません。
 運動の力が、事業の参加者を増やし、効果を高めて、得られるものをさらに大きくしてくれます。

友情:『友達の輪を拡げる』

 青年会議所に関わることで沢山の出会いがあります。もっと拡げていきましょう。
 誰かに伝わる言葉を学び、運動・活動を進めていくことで、友達の輪が拡がるだけでなく今ある会員間 の仲間意識も深く強いものになっていきます。「明るい豊かな社会」は遠くの場所にある誰かのものでは ありません。すぐ近くの自分自身を中心に変えた先にあるものです。信頼できる友達と、ワクワクする希 望と熱いチャレンジがそれを作ってくれます。
 青年会議所の活動・運動を誰に届けたいか、まずは自分の近くの人を想ってみてください。それが自然 に会員拡大に繋がって、青年会議所を通して地域に拡がっていき、全体を巻き込んだ「明るい豊かな社会」 の実現になっていきます。
 青年会議所における機会は、青少年育成、まちづくり、自己研鑽、ビジネスマッチ、様々なジャンルに 及び、様々な対象の人たちに届けることができます。大切なことは、誰かにとってピッタリの機会があり、 自分の可能性をもっと高めるためのチャンスがあると認識することです。
 友達の輪を拡げて、自分の周りから「明るい豊かな社会」を作っていきましょう。
 いつの時代も、こうやって青年会議所は地域をつくってきました。55 周年という機会において先人へ の感謝をすることは、単なる言葉を伝えることではなく、青年会議所を通してこれらを果たし続けていく ことだと信じています。
/  そしてこれを楽しく続けることが、未来に受け継がれる理由になります。
 楽しく、朗らかに、力強く、一歩を踏み出そう。

第55代理事長 磯山貴志

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